黒留袖と色留袖の使い分けは?冠婚葬祭のマナーと結婚式での立場別の選び方 

「娘の結婚式には黒留袖を着るべき?」

「姪や甥の結婚式なら色留袖でも大丈夫?」

「五つ紋と三つ紋では、どちらを選べばいいの?」

お子さんや親族の結婚式が決まると、黒留袖と色留袖の使い分けに迷う方も多いでしょう。

特に40代・50代・60代の女性にとって、母親や祖母、おば、姉妹としての立場にふさわしい装いは気になるところです。

黒留袖は既婚女性の第一礼装で、新郎新婦の母親が着用する代表的な着物。

一方、色留袖は既婚・未婚を問わず着用でき、家紋の数や仕立てによって格式が変わります。

この記事では、次の3つのポイントを詳しく解説します。

  • 黒留袖と色留袖の違いや、五つ紋・三つ紋・一つ紋による格式の違い
  • 母親・祖母・おば・姉妹など、結婚式での立場別にふさわしい留袖の選び方
  • 帯や小物の合わせ方、着付け、立ち居振る舞いなど、結婚式当日に役立つマナー

さらに、両家の服装を揃えるポイントや、購入・レンタルの判断基準も紹介します。

大切なのは、着物の格式だけで決めず、新郎新婦との関係や両家の装いとの調和を考えること。

基本を押さえて、自信を持って晴れの日の一着を選びましょう。

Contents

黒留袖と色留袖の違いとは?格式と特徴を比較

黒留袖と色留袖は、どちらも結婚式などのお祝いの席で着用する格式の高い着物です。

裾を中心に華やかな模様が描かれている点は共通していますが、地色や着用できる人、家紋の数に違いがあります。

黒留袖は既婚女性の第一礼装で、新郎新婦の母親などが着用する代表的な着物です。

一方、色留袖は既婚・未婚を問わず着用でき、紋数や仕立てによって格式が変わります。

ただし、色留袖が黒留袖より必ず格式が低いわけではありません。

五つ紋の色留袖は、正式な礼装の仕立てであれば黒留袖と同格になります。

ここでは、それぞれの特徴と見分け方を解説します。

黒留袖は既婚女性の第一礼装

黒留袖は、既婚女性が着用する最も格式の高い着物です。

結婚式では、新郎新婦の母親をはじめ、祖母や既婚のおばなどが着用します。

黒地の裾には、鶴亀や松竹梅などのおめでたい吉祥文様が描かれ、落ち着きと華やかさを兼ね備えています。

また、正式な黒留袖には五つの家紋が入り、衿元や袖口、裾に白い布を重ねた「比翼仕立て」が施されるのが一般的です。

結婚式で母親が黒留袖を着るのは、両家を代表してゲストを迎える立場にふさわしいためです。

ただし、母親だけの着物ではなく、既婚の祖母やおば、姉妹も着用できます。

黒留袖を選ぶ際は、新郎新婦との関係や親族内の慣習を確認し、式の格式に合った装いを整えましょう。

色留袖は既婚・未婚を問わず着られる礼装

色留袖は、黒以外の地色を用いた格式の高い着物です。

淡いピンクや水色、薄紫、グレーなど、さまざまな色合いから選べます。

黒留袖との大きな違いは、既婚・未婚を問わず着用できることです。

また、色留袖は家紋の数によって格式が変わります。

五つ紋は第一礼装、三つ紋は準礼装、一つ紋はさらに格式を控えた礼装として扱われます。

たとえば、親族の結婚式では、おばや姉妹が色留袖を選ぶことがあります。

落ち着いた地色に上品な裾模様を合わせれば、華やかさを保ちながら品格のある装いに仕上がります。

色留袖は結婚式だけでなく、格式のある祝賀会や式典などにも着用できます。

ただし、出席する立場や服装指定によって適切な格式は異なるため、着用場面に合わせて選ぶことが基本です。

黒留袖と色留袖の見分け方

黒留袖と色留袖を見分ける際は、まず地色を確認しましょう。

黒地であれば黒留袖、黒以外の色であれば色留袖です。

どちらも裾を中心に模様が描かれ、肩や胸には大きな柄が入らないのが特徴です。

一方、訪問着は肩や胸、袖にも模様が広がるため、柄の配置を見ることで違いを判断できます。

また、黒留袖は五つ紋と比翼仕立てが基本ですが、色留袖は紋数や仕立て方によって格式が異なります。

そのため、手持ちの着物を結婚式で着用する場合は、地色や柄だけでなく、家紋の数と仕立てを確認しておきましょう。

結婚式での黒留袖と色留袖の使い分け|母親・おば・姉妹の立場別に解説

結婚式で黒留袖と色留袖のどちらを選ぶかは、新郎新婦との関係や親族としての役割によって変わります。

黒留袖は既婚女性の第一礼装ですが、既婚の親族全員が着用しなければならないわけではありません。

一般的に、新郎新婦の母親は黒留袖を選ぶことが多く、祖母やおば、姉妹などは婚姻状況や式の形式に合わせて装いを決めます。

近年は少人数婚やレストランウェディングなどもあるため、従来の慣習に加えて、会場の雰囲気や新郎新婦の希望を考慮することも必要です。

特に意識したいのは、自分の立場・着物の格式・両家の服装の調和という3つのポイントです。

ここでは、立場別の基本的な選び方を整理し、親族同士で服装を合わせる方法や、迷ったときの判断基準を紹介します。

新郎新婦の母親は黒留袖が基本|色留袖を選ぶ場合の注意点

新郎新婦の母親が和装で結婚式に参列する場合、一般的には黒留袖を選びます。

黒留袖は既婚女性の第一礼装であり、両家を代表してゲストを迎える母親にふさわしい装いです。

特に、ホテルや専門式場、神社などで行う格式を重んじた結婚式では、五つ紋の黒留袖が定番となっています。

一方、母親が色留袖を選ぶこともあります。

五つ紋の色留袖は、正式な礼装の仕立てであれば黒留袖と同格の第一礼装です。

ただし、格式が同じであっても、結婚式での慣習や見た目の印象まで同じになるわけではありません。

たとえば、新郎側の母親が黒留袖、新婦側の母親が色留袖を選ぶ場合、礼装としての格式が揃っていても、両家の考え方が異なることがあります。

また、少人数の結婚式やレストランウェディングでは、従来の形式にとらわれず、両家で相談して服装を決めるケースもあります。

母親が色留袖を希望する場合は、新郎新婦の意向と相手方の母親の装いを確認したうえで選びましょう。

黒留袖を基本としながらも、式の形式や両家の希望に合わせて判断することが大切です。

祖母・おばは黒留袖と色留袖のどちら?親族としての選び方

新郎新婦の祖母やおばは、婚姻状況や親族内の慣習に応じて、黒留袖または色留袖を選びます。

既婚の祖母であれば、五つ紋の黒留袖を着用できます。

特に格式を重んじる結婚式では、母親と同じ第一礼装を選ぶことで、親族としての統一感を出せます。

ただし、祖母だから必ず黒留袖を着なければならないという決まりはありません。

色留袖を選ぶ場合もあり、本人の希望や体調、着用時の負担などを考慮して決めることができます。

おばの場合も同様です。既婚のおばは黒留袖を着用できますが、親族としての立場に合わせて色留袖を選ぶこともあります。

たとえば、母親が黒留袖を着用し、おばが三つ紋の色留袖を選ぶと、親族内で装いの格式に違いをつけられます。

一方、親族全体で黒留袖を着る慣習がある家庭では、おばも黒留袖を選ぶことがあります。

なお、未婚のおばは通常、黒留袖を着用しません。

色留袖や訪問着などから、結婚式の格式に合った着物を選びます。

祖母やおばの装いは、年齢だけで決めるものではありません。

親族としての役割や婚姻状況を確認し、式の雰囲気に合った一着を選びましょう。

既婚の姉妹は黒留袖と色留袖のどちらを着るべき?

新郎新婦の既婚の姉妹は、黒留袖と色留袖のどちらも着用できます。

黒留袖は既婚女性の第一礼装なので、母親だけでなく、既婚の姉妹が着ても問題ありません。

ただし、実際には母親が黒留袖を着用し、姉妹は色留袖を選ぶなど、親族内で装いに違いをつけることもあります。

たとえば、新郎の既婚の姉が格式の高い結婚式に参列する場合、五つ紋の黒留袖は正式な選択肢です。

一方、三つ紋の色留袖を選べば、準礼装として品格を保ちながら、母親とは異なる印象に仕上げられます。

ここで注意したいのは、既婚の姉妹だから必ず黒留袖を着る、あるいは若い世代だから色留袖にするという決まりはないことです。

同じ姉妹でも、家庭によって服装の考え方は異なります。

母親と姉妹が同じ第一礼装を着る場合もあれば、母親だけが黒留袖を選び、姉妹は色留袖や訪問着を着用する場合もあります。

また、姉妹が複数いる場合は、それぞれの装いが大きく異ならないように相談しておくと、集合写真でも統一感が生まれます。

既婚の姉妹は、黒留袖も色留袖も選べる立場です。 

年齢や好みだけで決めず、親族内の慣習や結婚式の格式に合わせて判断しましょう。

未婚の姉妹・いとこは色留袖を着られる?振袖や訪問着との違い

未婚の姉妹やいとこも、色留袖を着用できます。色留袖は既婚・未婚を問わない礼装であり、黒留袖とは着用条件が異なります。

未婚女性が結婚式で和装を選ぶ場合には、色留袖のほか、振袖や訪問着も候補になります。

振袖は未婚女性の第一礼装です。

袖が長く、着物全体に華やかな模様が描かれているため、お祝いの席に彩りを添えられます。

成人式の印象が強い着物ですが、結婚式でも着用できます。

ただし、振袖を着る年齢に一律の決まりがあるわけではありません。

本人の希望や式の雰囲気、周囲の装いを考慮して選びます。

一方、訪問着は肩や胸、袖から裾にかけて模様が広がる着物です。

既婚・未婚を問わず着用でき、結婚式以外にも入学式や卒業式、七五三などで活用できます。

たとえば、新郎新婦の未婚の姉妹が格式の高い結婚式に参列する場合、五つ紋の色留袖や振袖が選択肢になります。

いとこなど比較的遠い親族であれば、式の形式に応じて訪問着を選ぶこともできます。

未婚の姉妹やいとこは、色留袖・振袖・訪問着の中から、立場と式の格式に合った着物を選ぶことができます。

それぞれの特徴を理解しておけば、自分にふさわしい装いを見つけやすくなります。

両家の母親や親族で服装の格式を合わせるポイント

結婚式では、新郎側と新婦側の母親、そして親族同士で服装の格式を揃えることが大切です。

特に母親は両家を代表する立場にあるため、和装と洋装のどちらを選ぶかも含めて、事前に服装の方向性を共有しておくと安心です。

両家の母親が黒留袖を着用すれば、格式と見た目の両面で統一感が生まれます。

一方、片方の母親が黒留袖、もう片方が洋装の場合でも、洋装が格式の高いアフタヌーンドレスなどであれば、礼装としてのバランスを取ることができます。

ただし、和装と洋装では見た目の印象が異なります。

集合写真に写る機会も多いため、事前に相談しておくとよいでしょう。

親族についても、母親をはじめとする両家の装いとの調和を考えて選びます。

ここで注意したいのは、親族が母親より必ず格式を下げなければならないわけではないという点です。

母親と祖母、おばなどが同じ第一礼装を着る場合もあります。

事前に確認する内容は、次の3点にまとめられます。

  • 両家の母親は、黒留袖・色留袖・洋装のどれを選ぶか
  • 祖母やおば、姉妹など、近い親族はどのような礼装を予定しているか
  • 会場や挙式の形式に、服装の指定や希望があるか

この3点を共有しておけば、当日の服装に関する行き違いを防ぎやすくなります。

黒留袖と色留袖で迷ったときの判断基準|立場別チェック表

黒留袖と色留袖のどちらを選ぶか迷ったときは、新郎新婦との関係を確認することから始めましょう。

そのうえで、婚姻状況、紋数による格式、結婚式の形式、両家の服装を順番に整理すると、自分に合った選択肢が見えてきます。

特に、黒留袖と色留袖を単純に「格上」「格下」で判断しないことが重要です。

五つ紋の色留袖は第一礼装ですが、三つ紋や一つ紋では格式が異なります。

以下の表を参考に、自分の立場を確認してみましょう。

結婚式での立場一般的な選択肢判断のポイント
新郎新婦の母親黒留袖が基本両家の母親で服装を相談する
既婚の祖母黒留袖・色留袖親族内の慣習や本人の希望を確認する
既婚のおば黒留袖・色留袖式の格式と親族の装いに合わせる
未婚のおば色留袖・訪問着など黒留袖以外の礼装から選ぶ
既婚の姉妹黒留袖・色留袖母親やほかの親族との調和を考える
未婚の姉妹色留袖・振袖・訪問着式の格式や本人の希望を踏まえる
いとこ色留袖・訪問着・振袖など婚姻状況と招待された立場に合わせる

この表は一般的な目安です。実際には、地域や家庭の慣習、式場の方針によって選び方が異なります。

迷ったときは、次の順番で確認すると整理しやすくなります。

  1. 自分の立場を確認する:母親・祖母・おば・姉妹など、新郎新婦との関係を整理する
  2. 着物の格式を確認する:黒留袖か色留袖か、家紋はいくつ付いているかを調べる
  3. 両家の服装を確認する:母親や近い親族の装いと調和しているかを考える

この順番で判断すれば、格式だけにとらわれず、結婚式にふさわしい装いを選びやすくなります。

黒留袖・色留袖の紋数による格式の違い|五つ紋・三つ紋・一つ紋

黒留袖や色留袖を選ぶ際には、着物の色や柄だけでなく、家紋の数にも注目しましょう。

家紋は礼装としての格式を表す重要な要素であり、五つ紋・三つ紋・一つ紋によって着用に適した場面が異なります。

黒留袖は五つ紋を付けた第一礼装が基本ですが、色留袖は紋数によって格式が変わります。

そのため、同じ色留袖でも、親族の結婚式や格式のある祝賀会など、着用する場面に合わせた選び方が必要です。

また、紋数だけでなく、着物の仕立てや帯・小物との組み合わせも礼装としての印象を左右します。

ここでは、それぞれの紋数の特徴と、結婚式での選び方を解説します。

五つ紋は第一礼装|黒留袖と色留袖の格式の関係

五つ紋とは、背中の中央に一つ、両胸に二つ、両袖の後ろに二つ、合計五つの家紋を付けたものです。

最も格式が高く、正式な礼装に用いられます。

黒留袖は、染め抜きの五つ紋を付けるのが基本です。

結婚式では、新郎新婦の母親や祖母、既婚の親族などが着用します。

一方、色留袖も五つ紋を付け、正式な礼装の仕立てにすることで、黒留袖と同格の第一礼装になります。

ただし、同じ第一礼装であっても、結婚式での役割まで同じになるわけではありません。

母親は黒留袖を選ぶのが一般的であり、色留袖を着用する場合は、両家の意向や式の形式を確認することが大切です。

また、五つ紋の色留袖を第一礼装として着用する際には、比翼仕立てにするのが一般的です。

家紋の数だけでなく、仕立ても確認しておきましょう。

三つ紋の色留袖は準礼装|親族の結婚式での選び方

三つ紋とは、背中の中央に一つ、両袖の後ろに二つ、合計三つの家紋を付けたものです。

五つ紋より格式を控えた準礼装として扱われます。

三つ紋の色留袖は、親族の結婚式や格式のある祝賀会などで着用できます。

特に、新郎新婦のおばや姉妹など、親族として参列する女性の選択肢になります。

たとえば、母親が黒留袖を着用し、おばや姉妹が三つ紋の色留袖を選べば、親族内で装いに違いをつけられます。

ただし、親族全員が第一礼装を着用する慣習のある家庭では、三つ紋が適しているとは限りません。

式の格式や両家の服装を確認しておきましょう。

また、三つ紋の色留袖を着る際も、礼装にふさわしい袋帯や小物を合わせることが大切です。

着物の格式に合った組み合わせを意識すると、品格のある装いに仕上がります。

一つ紋の色留袖はどんな場面に適している?

一つ紋とは、背中の中央に一つだけ家紋を付けたものです。

色留袖では、五つ紋や三つ紋より格式を控えた礼装として扱われます。

一つ紋の色留袖は、結婚式や披露宴のほか、祝賀会などで着用する選択肢になります。

ただし、第一礼装が求められる場面には適していないため、出席する立場を確認することが必要です。

たとえば、親族の結婚式で一つ紋の色留袖を着用する場合は、新郎新婦との関係が重要になります。

母親や祖母など、両家を代表する立場では第一礼装が選ばれることが多いため、一つ紋では格式が足りない場合があります。

一方、一般の招待客として参列する場合や、比較的柔軟な服装が認められる結婚式では、選択肢になることもあります。

また、一つ紋の色留袖は、比翼仕立てを省略する場合もあります。

手持ちの着物を着用する際には、紋数と仕立てを確認し、結婚式の格式に合っているかを判断しましょう。

冠婚葬祭で黒留袖と色留袖を着る場面|結婚式以外にも使える?

黒留袖と色留袖は、どちらも格式の高い着物ですが、冠婚葬祭のすべての場面で着用できるわけではありません。

黒留袖は、主に結婚式や披露宴で着用する礼装です。

一方、色留袖は紋数や仕立てによって、叙勲式や格式のある祝賀会などにも活用できます。

ただし、格式の高い着物であれば、どのような式典にもふさわしいというわけではありません。

主催者の服装指定や出席者としての立場を確認し、場面に合った装いを選ぶ必要があります。

また、黒留袖は地色が黒いため、葬儀や法事にも着られると誤解されることがあります。

しかし、黒留袖は慶事用の着物であり、弔事に用いる黒喪服とは別のものです。

ここでは、結婚式以外の着用場面も含めて、黒留袖・色留袖・喪服の違いを整理します。

黒留袖を着用する場面|結婚式・披露宴が中心

黒留袖は、既婚女性の第一礼装として、主に結婚式や披露宴で着用します。

特に新郎新婦の母親が着る装いとして広く知られており、祖母や既婚のおばなど、近い親族が着用することもあります。

黒留袖が結婚式にふさわしい理由は、格式の高さだけではありません。

黒地の裾には、鶴亀や松竹梅など、おめでたい意味を持つ吉祥文様が描かれています。

こうした柄には、家族の門出を祝う気持ちが込められています。

また、五つ紋を付けた黒留袖は、正式な礼装としての品格を備えています。

結婚式では親族がゲストを迎える立場になるため、黒留袖を着用することで、主催者側として礼を尽くす意味もあります。

一方、黒留袖は格式が高いからといって、あらゆるお祝いの席で着用するものではありません。

たとえば、友人の結婚式に一般の招待客として参列する場合、黒留袖は通常選びません。

黒留袖は新郎新婦の近い親族が着用することの多い礼装であるため、招待客には訪問着などが適しています。

また、入学式や卒業式、七五三などの家族行事でも、黒留袖を着ることは一般的ではありません。

これらの場面では、訪問着や付け下げ、色無地などが選ばれます。

黒留袖は、主に結婚式で新郎新婦の家族や近い親族が着用する第一礼装と覚えておきましょう。

色留袖を着用する場面|結婚式・叙勲式・祝賀会

色留袖は、結婚式や披露宴だけでなく、格式のある式典や祝賀会などでも着用できる礼装です。

五つ紋の色留袖は、正式な礼装の仕立てにすることで第一礼装になります。

そのため、格式の高い結婚式や式典に出席する際の選択肢になります。

一方、三つ紋や一つ紋の色留袖は、五つ紋より格式を控えた装いとして用いられます。

親族の結婚式や祝賀会など、第一礼装ほど改まった服装を必要としない場面で活用できます。

たとえば、親族の結婚式では、三つ紋の色留袖を選ぶことで、格式を保ちながら華やかな装いに仕上げられます。

また、叙勲や受章を祝う式典では、色留袖を着用する場合があります。

ただし、叙勲式や宮中行事などでは、主催者の案内や出席者としての立場によって服装の条件が異なります。

式典に色留袖を着用する際には、服装指定を優先してください。 

五つ紋だからどの式典にも適しているというわけではありません。

また、比較的カジュアルなパーティーでは、色留袖の格式が高すぎる場合もあります。

そのような場面では、訪問着などを選ぶ方が会場の雰囲気に合います。

結婚式以外でも色留袖を着用したい場合は、今後どのような場面で着る予定があるのかを考えて、紋数や色柄を選ぶとよいでしょう。

葬儀や法事に留袖は着られる?喪服との違い

黒留袖と色留袖は、どちらも慶事用の礼装です。そのため、葬儀や法事などの弔事には着用しません。

特に黒留袖は、地色が黒いことから黒喪服と混同されることがあります。

しかし、黒留袖と黒喪服は、着用する目的や柄、帯、小物の組み合わせが異なります。

黒留袖は、黒地の裾に華やかな吉祥文様が描かれた着物です。

結婚式などのお祝いの席にふさわしい装いであり、金銀糸を用いた袋帯や白を基本とした礼装用の小物を合わせます。

一方、黒喪服は、葬儀や告別式などの弔事で着用する着物です。

一般的には、柄のない黒無地の着物に五つ紋を付け、黒い帯や帯揚げ、帯締めなどを合わせます。

つまり、同じ黒地の五つ紋であっても、黒留袖と黒喪服は異なる目的で着用する着物です。

また、法事では必ず黒喪服を着るとは限りません。

故人との関係や法要の規模、地域の慣習によっては、色喪服や洋装の準喪服などを選ぶ場合があります。

色喪服とは、グレーや紺、紫などの落ち着いた色合いの無地の着物を、弔事にふさわしい帯や小物と組み合わせた装いです。

色留袖とは別のものであり、色が控えめだからといって、色留袖を喪服の代わりに着用することはできません。

冠婚葬祭で着物を選ぶときは、色だけで判断せず、柄や格式、着用する目的を確認しましょう。

黒留袖・色留袖を美しく着こなすための帯・小物・着付けマナー

黒留袖や色留袖を結婚式で着用する際には、着物そのものの格式だけでなく、帯や小物の選び方、着付けの仕上がりにも気を配りましょう。

格式の高い留袖を選んでも、帯や小物がカジュアルな印象では、礼装としての調和が崩れてしまいます。

また、結婚式では挙式から披露宴、写真撮影、お見送りまで、長時間着物を着て過ごすことになります。

特に新郎新婦の母親や親族は、ゲストへの挨拶や記念撮影など、人前に立つ場面が多くあります。

衿元や裾を整え、自然で美しい姿勢を意識することで、落ち着きのある着姿につながります。

ここでは、帯や小物の基本から、草履の選び方、着付けの注意点、立ち居振る舞い、着用後のお手入れまでを詳しく解説します。

黒留袖・色留袖に合わせる帯の選び方|袋帯と二重太鼓の基本

黒留袖や色留袖には、礼装用の袋帯を合わせるのが基本です。

特に結婚式では、金糸や銀糸を用いた格調高い袋帯がよく選ばれます。

黒留袖の場合は、黒地に描かれた裾模様と調和するよう、金銀を基調とした袋帯を合わせると、第一礼装らしい品格のある装いに仕上がります。

鶴亀や松竹梅、七宝、亀甲など、おめでたい意味を持つ吉祥文様も結婚式に適しています。

色留袖の場合も、着物の格式にふさわしい袋帯を選びましょう。

淡い地色の色留袖には、金銀を使った上品な帯を合わせると華やかさが引き立ちます。

一方、落ち着いた地色の色留袖には、格調高い古典柄の帯を合わせることで、全体に統一感が生まれます。

帯の結び方は、二重太鼓が基本です。

二重太鼓は、お太鼓の部分が二重になる結び方で、「喜びが重なる」という縁起のよい意味から、結婚式などのお祝いの席で広く用いられています。

ただし、袋帯であればどのような柄でも留袖に合うわけではありません。

しゃれ袋帯など、カジュアルな装いを目的とした帯は、格式の高い黒留袖には適していません。

着物と帯の格式を揃えることで、結婚式にふさわしい品格のある着姿になります。

帯揚げ・帯締め・末広の選び方|礼装にふさわしい小物の基本

黒留袖や色留袖を美しく着こなすには、帯揚げや帯締め、末広(すえひろ)などの小物も格式に合わせて選ぶことが大切です。

黒留袖では、白を基調とした礼装用の帯揚げと帯締めを合わせるのが基本です。

白地に金銀の意匠が入ったものも用いられ、黒地の着物と格調高い袋帯を引き立てます。

五つ紋の色留袖を第一礼装として着用する場合も、黒留袖に準じた白を基本とする小物を選びましょう。

一方、三つ紋や一つ紋の色留袖では、着用する場面や格式に応じて、淡い色合いの礼装向け小物を合わせることもできます。

ただし、色だけで判断せず、着物や帯との格式を揃えることが重要です。

また、黒留袖では末広と呼ばれる礼装用の扇子を帯の左側に挿します。

末広はお祝いの意味を持つ小物で、通常の扇子のように広げてあおぐためのものではありません。

小物は面積こそ小さいものの、着姿全体の印象を左右します。

帯揚げ・帯締め・末広を礼装にふさわしい組み合わせで揃えることで、品格のある装いに仕上がります。

なお、帯揚げの色選びについては、動画「帯揚げの使える色、使えない色とは?」でも詳しく解説しています。

普段の着物での色合わせを知りたい方は、あわせてご覧ください。

草履・バッグ・長襦袢の選び方|結婚式で失敗しないポイント

黒留袖や色留袖を結婚式で着用する際には、草履やバッグ、長襦袢も礼装にふさわしいものを選びましょう。

草履は、金・銀・白などを基調とした礼装用のものが基本です。

台や鼻緒に上品な光沢があるものを選ぶと、黒留袖や色留袖の格式と調和します。

バッグも草履と色や素材を揃えた礼装用のものが使いやすく、セットで用意すると統一感のある装いになります。

ただし、草履は見た目だけで選ばないことも重要です。結婚式では会場内の移動や立ち仕事があるため、足に合わない草履は負担につながります。

事前に試し履きをして、鼻緒が足に合っているか、歩きやすいかを確認しておきましょう。

また、長襦袢は礼装用の白を基本とし、半衿も白を合わせるのが一般的です。

黒留袖では特に、衿元から見える白の清潔感が着姿の印象を左右します。

長襦袢の衿が浮いたり、肌着が見えたりしないように、着付けの段階で丁寧に整えておくことも大切です。

結婚式当日に慌てないよう、草履の履き心地を確かめ、バッグや長襦袢も含めて必要なものを事前に揃えておきましょう。

なお、着物に合わせる履物の種類や選び方については、動画「着物の時の履物について語ります」でも詳しく解説しています。

草履選びの参考にしてみてください。

留袖の着付けで気をつけたい衿元・裾・着崩れのポイント

黒留袖や色留袖の着付けでは、衿元や裾を整え、長時間着用しても美しい着姿を保てるようにすることが大切です。

結婚式では写真撮影や挨拶など、人前に立つ機会が多いため、着付けの仕上がりが全体の印象を左右します。

特に気をつけたいのが、衿元です。

長襦袢の半衿が左右で大きく違って見えたり、肌着が衿元からのぞいたりすると、せっかくの礼装が整って見えません。

肌着は衣紋を十分に抜き、着物を重ねたときに衿元から見えないように整えておきましょう。

また、着付けの途中で何度も下を向かないことも重要です。

紐を結ぶ際に手元をのぞき込むと、整えた衿元が動き、衣紋が詰まる原因になります。

着付け中はなるべく正面を向き、自然な姿勢を保つことを意識してください。

裾は、草履を履いたときの見え方も考慮して長さを調整します。

長すぎると歩く際に足元に引っかかり、短すぎると礼装らしい落ち着きが損なわれます。

歩きやすさと見た目の両方を確認しましょう。

着付けが終わったら、正面だけでなく横や後ろからも鏡で確認します。

衿元や裾に気になる部分があれば、無理に引っ張らず、着付け師に整えてもらうと安心です。

なお、肌着を着る際の衣紋の抜き方や、着物から肌着が見えないようにするポイントは、動画「肌着の着方」でも詳しく解説しています。

着付け前の準備に、ぜひ参考にしてみてください。

結婚式当日の立ち方・座り方・写真撮影で気をつけたいこと

黒留袖や色留袖を美しく着こなすには、着付けだけでなく、立ち方や座り方にも気を配りましょう。

結婚式では親族紹介や集合写真、披露宴での挨拶など、人前に立つ場面が多くあります。

姿勢を少し意識するだけでも、着物姿の印象は大きく変わります。

立つときは片足に体重をかけすぎず、両足で自然に体を支えましょう。

がに股や極端な内股を避け、肩の力を抜いて背筋を伸ばすと、落ち着いた立ち姿になります。

写真撮影の際には、左右の肩の高さを揃え、手を体の前で自然に重ねると上品な印象に仕上がります。

無理に胸を張らず、自然な姿勢を意識することが大切です。

また、椅子に座るときは深く腰掛けすぎず、背もたれに寄りかからないようにしましょう。

膝と足先を揃えて座ることで、裾が広がりにくくなり、美しい着姿を保ちやすくなります。

披露宴では長時間座ることもあるため、無理のない範囲で姿勢を整えてください。

美しい立ち居振る舞いは、特別な動作を覚えることよりも、姿勢を整え、落ち着いて動くことが基本です。

着物姿をより美しく見せたい方は、立ち方と座り方を解説した動画「着物での綺麗じゃない立ち方」、「凛とした座り方*初心者向け*」も参考にしてみてください。 

立つときの重心の置き方や肩の位置、椅子に座る際の姿勢など、結婚式当日にも役立つポイントを詳しく紹介しています。

結婚式で着た留袖のお手入れ|着用後の保管とクリーニング

結婚式で黒留袖や色留袖を着用した後は、できるだけ早く状態を確認し、適切にお手入れしましょう。

留袖は着用する機会が限られるため、一度着た後、そのまま長期間保管することもあります。

しかし、見た目に汚れがなくても、汗や皮脂が残っている場合があります。

まず、着物を脱いだら、着物用のハンガーに掛けて湿気を飛ばしましょう。

直射日光を避け、風通しのよい室内で陰干しし、着用中にこもった湿気を取り除きます。

その際には、衿元や袖口、裾などに汚れが付いていないか確認してください。

特に衿元や袖口は肌に触れやすく、汗や皮脂が残りやすい部分です。

また、黒留袖や色留袖は、次に着るまで長期間空くことも珍しくありません。

目立つ汚れがなくても、長期間保管する前には着物専門のクリーニング店で状態を確認してもらうと安心です。

着物の生地や加工によって適切なお手入れ方法は異なるため、汚れを自分で強くこすったり、水を付けて落とそうとしたりしないようにしましょう。

着物を長くきれいに保ちたい方は、動画「【質問へ回答】着物を洗う頻度はどれくらい?」も参考にしてください。

 普段着とフォーマルな着物のお手入れの違いや、クリーニングを考えるタイミングなどを詳しく紹介しています。

結婚式当日に慌てないための最終チェック

留袖を美しく着こなすためには、着付けの技術だけでなく、事前の準備も欠かせません。

特に結婚式当日は、ヘアセットや着付け、親族紹介、写真撮影など、予定が詰まっていることが多くあります。

小物の不足やサイズの不具合に気づいても、すぐに対応できない場合があります。

そこで、着付け前から帰宅後まで、次のポイントを確認しておきましょう。

タイミング確認したいこと
着付け前肌着・長襦袢・帯・帯揚げ・帯締め・末広などが揃っているか
着付け直後衿元・裾丈・帯の位置・草履とのバランスが整っているか
披露宴中姿勢や座り方に無理がないか、帯や衿元が乱れていないか
帰宅後衿元・袖口・裾の汚れや湿気が残っていないか

また、草履やバッグは前日までに確認し、必要なものを一か所にまとめておくと安心です。

着付けを依頼する場合は、事前に必要な持ち物を確認しておきましょう。

レンタルの場合も、セットに含まれる小物と自分で用意するものを区別しておくことが大切です。

準備・着付け・立ち居振る舞い・お手入れまでを一連の流れとして考えることが、結婚式当日を快適に過ごすためのポイントです。

結婚式で黒留袖・色留袖を選ぶときによくある質問

黒留袖と色留袖の違いや格式を理解していても、実際に結婚式で着る一着を決める際には、さまざまな疑問が出てきます。

「50代や60代でも色留袖を着てよいのか」「母親が黒留袖ではなく色留袖を選ぶのは失礼にあたるのか」など、年齢や立場に関する悩みは特に多いものです。

また、親族として参列する場合には、色留袖と訪問着のどちらがふさわしいのか迷うこともあります。

着物を持っていない方にとっては、購入とレンタルのどちらを選ぶべきかも重要なポイントでしょう。

ここでは、一般的なマナーを踏まえながら、例外的なケースや具体的な判断方法を紹介します。

自分の状況に当てはめて、納得できる一着を選ぶための参考にしてください。

50代・60代でも色留袖を着ていい?

50代・60代の女性でも、色留袖を着用できます。

色留袖には年齢による制限がなく、既婚・未婚を問わず着られる礼装です。

色留袖には淡いピンクや水色だけでなく、藤色やグレー、クリーム色など、落ち着いた色合いもあります。

年齢だけで色を決めず、顔映りや好み、会場の雰囲気に合わせて選びましょう。

また、松竹梅や扇、御所車などの吉祥文様は、結婚式にふさわしい華やかさがあります。

実際に羽織って、色柄と全身のバランスを確認することも大切です。

ただし、着用できる年齢と、結婚式での立場にふさわしい装いかどうかは別です。

新郎新婦の母親は黒留袖が一般的ですが、おばや姉妹として参列する場合は色留袖も選択肢になります。

年齢よりも、新郎新婦との関係や結婚式の格式を優先して選びましょう。

母親が色留袖を着るのはマナー違反?

新郎新婦の母親が色留袖を着ることは、一律にマナー違反とはいえません。

ただし、結婚式では母親が黒留袖を着用するのが一般的です。

黒留袖は既婚女性の第一礼装であり、両家の母親が揃えて着ることも多くあります。

一方、五つ紋の色留袖も、正式な礼装の仕立てであれば黒留袖と同格です。

そのため、格式の面では母親が着用することもできます。

ただし、格式が同じでも、結婚式での慣習や見た目の印象は異なります。

片方の母親だけが色留袖を着る場合、両家の服装に違いが生じることもあるでしょう。

色留袖を希望する場合は、新郎新婦に相談し、相手方の母親の服装も確認することが大切です。

結婚式の形式や両家の意向を踏まえ、全体の調和を考えて選びましょう。

親族の結婚式では色留袖と訪問着のどちらが適切?

親族の結婚式では、色留袖と訪問着のどちらも選択肢になります。

ただし、格式や柄の配置が異なるため、新郎新婦との関係に合わせて選ぶことが大切です。

色留袖は裾を中心に模様が描かれた礼装で、五つ紋なら第一礼装、三つ紋なら準礼装として扱われます。

格式を重んじる結婚式では、おばや既婚の姉妹などが着用する代表的な着物です。

一方、訪問着は肩や袖から裾にかけて模様が広がり、結婚式だけでなく入学式や七五三などにも着用できます。

たとえば、新郎新婦のおばとして格式の高い結婚式に参列するなら色留袖が適しています。

いとこなど比較的遠い親族として参列する場合や、カジュアルな披露宴では訪問着も選べます。

結婚式での立場と格式を優先し、今後の着用機会も考えて選びましょう。

留袖は購入とレンタルのどちらを選べばいい?

黒留袖や色留袖は、今後の着用予定や予算、保管環境に合わせて購入かレンタルかを選びましょう。

レンタルは、必要なときだけ留袖を用意できるのがメリットです。

子どもの結婚式で一度だけ着る方や、保管の負担を減らしたい方に向いています。

帯や小物がセットになったプランもありますが、長襦袢や草履、バッグなどが含まれているか事前に確認しましょう。

また、身長や裄丈が合うサイズを選ぶことも重要です。

一方、購入は自分の体形に合わせて仕立てられ、好みの色柄や家紋を選べる点が魅力です。

今後も親族の結婚式などで着用する予定がある方に適しています。

ただし、購入後はクリーニングや湿気対策など、適切な保管が必要です。

一度の着用ならレンタル、繰り返し着る予定があるなら購入を基本に、着付け代や小物代なども含めて比較してみてください。

まとめ

黒留袖と色留袖は、どちらも結婚式などのお祝いの席で着用する格式の高い着物ですが、着用できる人や紋数、ふさわしい場面に違いがあります。

黒留袖は既婚女性の第一礼装で、新郎新婦の母親をはじめ、祖母や既婚の親族が着用する代表的な装いです。

一方、色留袖は既婚・未婚を問わず着用でき、五つ紋なら第一礼装、三つ紋は準礼装、一つ紋はさらに格式を控えた礼装として使い分けられます。

結婚式で留袖を選ぶ際には、次のポイントを確認しましょう。

  • 新郎新婦との関係:母親・祖母・おば・姉妹など、自分の立場に合った着物を選ぶ
  • 紋数による格式:五つ紋・三つ紋・一つ紋の違いを理解し、式の格式に合わせる
  • 両家の服装のバランス:母親や親族同士で事前に相談し、装いの調和を整える
  • 帯・小物・着付け:礼装にふさわしい組み合わせを選び、美しい着姿を意識する

また、黒留袖や色留袖は慶事のための礼装であり、葬儀や法事では着用しません。

冠婚葬祭では、着物の色だけでなく、柄や格式、着用する目的まで確認することが大切です。

留袖を美しく着こなすには、着物選びに加えて、衿元や裾の整え方、立ち方や座り方なども重要になります。

黒留袖と色留袖の違いを理解し、結婚式での立場や周囲との調和を考えながら、自分にふさわしい一着を選びましょう。

加藤咲季
監修:加藤咲季
着付師・着付講師。
一般社団法人日本スレンダー着付け協会代表理事。
美容師から転身し、24歳で教室を開講。
のちにオンライン講座に切り替え、累計2000名以上を指導。
着姿の悩みをきっかけに「スレンダーに魅せる着付け術」を研究・体系化。現在はオンライン講座やアパレルブランド運営、SNSの発信を通じて着物の魅力を伝えている。
YouTube登録者は3.9万人、Instagramフォロワー1.8万人。

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