謝恩会でも失敗しない着物コーデとヘアスタイル完全ガイド|卒業式からホテル二次会まで

「卒業式の日、謝恩会にも合う髪型ってどれが正解?」

そんなふうに、当日のコーデや髪型に不安を感じていませんか?

卒業式は人生に一度の大切なセレモニー。写

真に残り、人の目にも触れる日だからこそ、失敗のないコーディネートや髪型を短時間で決めたい。

けれど、着物や袴に慣れていないと、何を基準に選べば良いのか迷うものです。

このページでは、以下のようなお悩みを持つあなたに向けて、

  • 卒業式(袴)と謝恩会どちらにも合うヘアスタイルの選び方
  • 髪の長さや顔型に合わせた似合わせポイント
  • 着替えや移動のタイミングで崩れない工夫

といった実践的なコツを、分かりやすく解説していきます。

さらに、着物初心者さんが見落としがちな「崩れにくさ」や「動線の確保」までカバー。

今っぽさを取り入れつつ、トラブルを防ぐノウハウをまとめました。

この記事を読めば、卒業式も謝恩会も安心して、自分らしい姿で過ごす準備が整います。

失敗しないために、今のうちに正解を見つけておきましょう。

卒業式(袴)にも謝恩会にも映えるヘアスタイルの基本

卒業式と謝恩会では、装いが大きく変わることがよくあります。

午前中は袴姿で厳かなセレモニーに出席し、その後ホテルやレストランで行われる謝恩会ではドレスに着替えるという流れが一般的です。

そのため、ヘアスタイル選びにおいても「どちらにもマッチすること」が前提となります。

ここでは、袴姿を美しく見せつつ、謝恩会の洋装にも浮かないヘアスタイルの基本ポイントをご紹介します。

美容室でセットをお願いする方も、自分で選ぶ際の参考にしてください。

袴に合う髪型とは(和装の格式とバランス)

袴スタイルでは、和の格式を大切にしながらも、学生らしい清楚さと若々しさを引き立てる髪型が好まれます。

代表的なのは、襟足をすっきりとまとめたアップスタイルです。

特に「シニヨン(低めのお団子)」は、上品で落ち着いた印象を与えつつ、卒業式という改まった場にもふさわしい選択肢です。

髪飾りは大ぶりすぎないものを選ぶのがコツ。

生花風のものや、つまみ細工の和モチーフは袴の雰囲気にぴったりと合います。

顔まわりに動きを出したい場合は、後れ毛を少しだけ残すとバランスが取れ、固くなりすぎず柔らかさが出ます。

一方で注意したいのは、トップにボリュームを出しすぎるヘアスタイルです。

袴の着付けは上半身に重心があるため、ヘアまで高さを出しすぎると全体がアンバランスに見えることがあります。

あくまで「後ろでまとめる」ことが基本です。

謝恩会(ドレス含む洋装)でも崩れない万能ヘア

謝恩会では、洋装に着替えるケースが多いため、袴専用の和風ヘアだと違和感が出ることもあります。

そこでおすすめなのが「低めシニヨン」「編みおろし」「ハーフアップ」などの、洋風にも和風にもなじむ中庸スタイルです。

たとえば、編み込みを入れた低めのシニヨンは、袴の正装感とドレスの華やかさを両立できる万能スタイル。

髪飾りを外すだけで、印象をガラリと変えることもできます。

装飾をミニマルにすれば、ホテルなどの格式ある会場でも浮きません。

また、移動中の風や湿気、写真撮影のライトなどで髪が崩れるのを防ぐために、スプレーやワックスでしっかりキープしてもらうことも忘れずに。

美容師さんには「袴とドレスの両方に対応したい」「長時間崩れにくくしたい」と事前に伝えておくと、より自分に合った仕上がりになります。

髪の長さ別「似合うスタイル」一覧

卒業式や謝恩会の当日は、美容室でのヘアセット予約も混雑するため、事前に「自分の髪の長さに合うスタイル」を把握しておくことが重要です。

美容師との打ち合わせもスムーズになり、仕上がりに対する満足度も高まります。

このパートでは、ショートからロングまで、それぞれの髪の長さに応じたおすすめスタイルと注意点を紹介します。

どのスタイルも袴・洋装の両方に対応できるものを選びました。

ショート・ボブ向けアレンジ

髪が短いとアレンジの幅が狭く感じがちですが、実はコンパクトな髪型こそ「顔まわりが際立つ」強みがあります。

ポイントは、前髪やサイドに動きをつけて抜け感を演出することです。

たとえば、耳かけ+カール前髪のコンビネーションは清楚で上品な印象になり、袴にもよく似合います。

サイドに小ぶりな髪飾りをつければ、顔まわりが華やぎ、写真映えもばっちりです。

もしボブでもあご下くらいの長さがある場合は、トップにボリュームを出して後ろをねじりながらピンで留める「フェイクアップ風スタイル」も人気です。

毛先に少しだけ動きをつけると、洋装への着替え後もバランスよく見えます。

注意点は、ショートのままだと髪飾りが浮いて見えることがあるため、なるべく頭の形や髪の流れに沿うデザインを選ぶことです。

無理に大きな飾りをつけると不自然になるため、繊細なデザインのものを選ぶと失敗しません。

ミディアム・ロング向けアレンジ

鎖骨より下の長さがある方は、最もスタイルの幅が広くアレンジしやすい長さです。

袴姿との相性も良く、動きのある編み込みやシニヨン、ハーフアップなどが人気です。

まず定番なのは「ゆるめシニヨン」。

耳下あたりで丸くまとめたお団子は、和装の雰囲気を壊さず、どんな袴デザインにもなじみやすい万能型です。

顔周りにゆるく後れ毛を残すと、柔らかさと華やかさが加わります。

また、ハーフアップは謝恩会ドレスとの相性が抜群。

トップを編み込みやロープ編みでまとめて、下の髪はカールで動きをつけると、後ろ姿まで華やかに演出できます。

移動後に髪飾りを差し替えるだけで印象を大きく変えることも可能です。

ミディアム以上の方は「崩れにくい土台作り」も重要です。

特に後頭部や耳後ろが崩れやすいため、事前に美容師に「移動があること」や「帽子をかぶる可能性」を伝えておくと、より安定感のある仕上がりになります。

ロングならではの華やかアレンジ

ロングヘアの魅力は何と言っても「ボリューム感を活かした演出」ができる点です。

髪の量があることで、アレンジの幅が広がり、どこから見ても華やかに仕上がります。

定番は「編みおろしスタイル」。サイドまたはバックで編み込みを重ねていき、毛先まで一体感のあるシルエットを作るスタイルです。

袴にはもちろん、洋装のドレスにも上品に映えます。髪飾りを全体に散らすように配置すれば、動きに合わせて華やかさが際立ちます。

ロングヘアならではの「立体感」を活かして、高めシニヨンに仕上げるのもひとつの手。

ややフォーマル寄りの印象になるため、格式あるホテルでの謝恩会や、写真撮影の多い場面でも安心です。

ただし、長さがある分「重さによる崩れ」には要注意です。

髪の重さでピンが外れやすくなったり、崩れやすくなったりするため、必ず事前にしっかりと固定してもらうよう美容師と相談しましょう。

カールを入れすぎると重く見えることもあるため、程よいボリューム感を意識してください。

顔型別・雰囲気別に決めるコーデとアクセ選び

同じヘアスタイルでも、顔型や全体の雰囲気によって見え方は大きく変わります。

顔立ちに合ったスタイルを選ぶことで、バランスが整い、自然な華やかさが引き立ちます。

ここでは、丸顔・面長・シャープ顔のタイプ別におすすめの髪型やアクセ選びを紹介します。

髪飾りや小物を使った「失敗しないコーデ」のヒントとして活用してください。

丸顔さんにおすすめのシルエット

丸顔さんは、顔まわりに適度な「縦のライン」を作ることで、顔の横幅を目立たせずスッキリと見せることができます。

おすすめは「トップに高さを出す」または「サイドをタイトにまとめる」スタイルです。

たとえば、ハーフアップでトップを軽く引き出したアレンジは、頭の縦ラインを強調してバランスを整えやすくなります。

編み込みやロープ編みを取り入れて立体感を出すと、さらに華やかさも加わります。

サイドに髪を垂らすスタイルは横にボリュームが出やすいため、丸顔の方にはやや不向きです。

どうしても顔まわりに髪を残したい場合は、長めにカールをつけて縦に流すよう意識すると、顔の輪郭がシャープに見えます。

髪飾りは片側にまとめると、視線をそちらに引き寄せる効果があり、フェイスライン全体が引き締まって見えます。

バランス重視で選びましょう。

面長・シャープ顔さんに似合うバランス

面長タイプや輪郭がシャープな方は、縦に長い印象をやわらげ、柔らかさをプラスするスタイルが好相性です。

特に「横に広がりを持たせる」「顔まわりにボリュームを出す」アレンジが効果的です。

たとえば、サイドに編み込みを入れて耳元でまとめる「横シニヨン」は、顔の長さを感じさせにくく、優しい印象に仕上がります。

顔まわりに緩めの後れ毛を加えることで、頬のラインがぼかされ、自然な華やかさが生まれます。

高い位置のシニヨンや、トップにボリュームを出すスタイルは、縦のラインを強調してしまいがちなので注意が必要です。

髪の重心は「低め」「横広がり」を意識すると、バランスが取りやすくなります。

髪飾りも横に広がるデザインや、ボリュームのあるものを選ぶと、小顔効果や顔の立体感を演出しやすくなります。

アクセ(髪飾り)の失敗しない選び方

髪型に合わせるアクセサリー選びは、袴・ドレスのどちらのスタイルにも大きく影響を与える要素です。

ここでは「万能に使えて崩れない」飾りの選び方を解説します。

まず、袴姿には和風のモチーフを取り入れるのが基本です。

つまみ細工、ちりめん、梅や桜の花など、日本らしいモチーフは、卒業式のフォーマルな場にふさわしい印象を与えてくれます。

ただし、謝恩会でドレスに着替える場合は、和の要素が強すぎる髪飾りが洋装とミスマッチになることも。

そこでおすすめなのが「パール系」「金銀系」の装飾です。

上品かつフォーマル感があり、洋装に切り替えても浮きません。

また、当日の動きを想定すると「固定力のある飾り」を選ぶことも大切です。

コームやUピン型の飾りは、長時間の使用や移動中も安定しやすく、崩れを防げます。

美容室でのセット時に「移動がある」「着替えをする予定」と伝え、飾りの設置位置を工夫してもらうと安心です。

飾りのボリュームは、髪型や会場の雰囲気に応じて調整しましょう。

昼間の卒業式では控えめに、夜の謝恩会では華やかに、とシーンごとに変えるのもおすすめです。

着付け・ヘアセット準備と崩れないコツ

卒業式から謝恩会までの1日は、早朝から夜まで慌ただしく過ぎていきます。

特に着物とヘアスタイルが関わるイベントでは、「着崩れ」や「髪型の崩れ」は避けたい大きな不安要素です。

このセクションでは、当日に向けての予約タイミング、準備物、移動時の注意点など、時間のロスやトラブルを防ぐための具体的なコツを紹介します。

着物初心者でも取り入れやすい実践的な対策ばかりなので、ぜひ前日までに確認しておきましょう。

美容室・プロ依頼の予約タイミング

卒業式シーズンは、美容室や着付けサロンの予約が非常に集中します。

特に朝の時間帯は予約が埋まりやすく、希望の時間を確保できないことも珍しくありません。

理想は「卒業式の2〜3ヶ月前」、遅くとも「1ヶ月前まで」の予約が目安です。

また、袴の着付けとヘアセットを別々の店舗に依頼する場合、移動時間を含めたスケジューリングが必要です。

どちらも一つのサロンで済ませられるなら、移動リスクが少なく時間管理もラクになります。

美容師に希望スタイルを伝える際は、袴姿と謝恩会用ドレスの両方に合うデザインをリクエストしましょう。

「謝恩会でドレスに着替える予定がある」「長時間崩れないようにしたい」といった事情を共有しておくことで、当日の仕上がりに差が出ます。

可能であれば、事前のヘアカウンセリングやリハーサルをお願いするのも安心です。

写真で髪型のイメージを見せると、より的確な提案を受けられます。

崩れないヘアキープの秘訣

卒業式から謝恩会までヘアスタイルを崩さず過ごすには、「スタイル選び」と「仕込みの工夫」が鍵になります。

特に袴スタイルは襟足の位置が高く、髪型との接触が起きやすいため、低めのまとめ髪が安定しやすいです。

また、ワックスやヘアスプレーなどのスタイリング剤を使った「固定力の強いセット」が重要です。

とくに耳まわりや後頭部などは、移動時に摩擦が起きやすいため、念入りに仕上げてもらいましょう。

髪飾りの選び方も崩れ対策のひとつです。

重たい金具や浮きやすい飾りは避け、ピン留めがしっかりできるタイプを選ぶことで、長時間の安定感が得られます。

万が一に備えて、小さなヘアピンやミニスプレーを持ち歩くと、謝恩会前にサッと整えることも可能です。

事前の準備とほんのひと手間で、美しい髪型をキープできます。

袴→ドレス移動時の着替え動線

卒業式の後、謝恩会に向けてドレスに着替える場合、移動と着替えのタイミングにも注意が必要です。

特にホテルや会場での着替えは時間に余裕を持ち、事前に動線を確認しておくことが重要です。

袴を着たままの移動は、歩幅が制限されて思ったより時間がかかることがあります。

また、ヘアセットが崩れないよう移動中の姿勢にも気を配る必要があります。

できれば、ドレスや小物類は事前に会場に持ち込んでおくと安心です。

着替え時のポイントとして、髪飾りをワンタッチで付け替えられるタイプにしておくと、雰囲気を切り替えやすくなります。

また、ドレス着用後の靴選びも見落としがちですが、和装用草履からパンプスに履き替える際に転ばないよう、歩きやすさも重視しましょう。

ホテルや式場によっては更衣室の広さや鏡の数に限りがあるため、複数人での着替えになることもあります。

メイク直しやアクセサリーの準備も含め、全体で30分以上かかる想定で計画しておくと安心です。

まとめ

卒業式と謝恩会は、学生生活の集大成として多くの人に見られ、写真にも残る特別な1日です。

そんな大切な日だからこそ、袴にもドレスにも合うヘアスタイルや着物コーデを事前にしっかりと決めておくことが、安心感につながります。

ヘアスタイルは、自分の髪の長さや顔立ちに合わせて選ぶことで、より自然に自分らしい美しさが引き立ちます。

また、着替えや移動が発生する場合でも、崩れにくいスタイルや動線を意識することで、当日のトラブルを未然に防ぐことができます。

美容室の予約タイミングや準備物、髪飾りの選び方など、今からできる準備を一つひとつクリアにしていけば、当日は慌てることなく、笑顔で過ごせるはずです。

「何を着るか」「どんな髪型にするか」で迷っている時間もまた、晴れの日に向けた大切なステップ。

自分に似合うスタイルを見つけて、最高の1日を迎えてください。

加藤咲季
監修:加藤咲季
着付師・着付講師。
一般社団法人日本スレンダー着付け協会代表理事。
美容師から転身し、24歳で教室を開講。
のちにオンライン講座に切り替え、累計2000名以上を指導。
着姿の悩みをきっかけに「スレンダーに魅せる着付け術」を研究・体系化。現在はオンライン講座やアパレルブランド運営、SNSの発信を通じて着物の魅力を伝えている。
YouTube登録者は3.9万人、Instagramフォロワー1.8万人。

詳しく見る

コメント

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA

関連記事