初詣で和装を暖かく!着崩れしない冬の防寒対策&準備アイテム完全ガイド

「寒い中の初詣、和装で行きたいけれど寒すぎて楽しめないんじゃ…?」と不安に思っていませんか?

年末年始の初詣は寒さが厳しく、長時間屋外にいることが多いため、しっかりとした防寒対策が欠かせません。

とはいえ、せっかくの着物姿。

防寒に気を取られて、衿元や帯のシルエットが崩れてしまってはもったいないですよね。

この記事では、以下の3つのポイントに注目して、和装で快適に初詣を楽しむ方法を紹介します。

  • 着姿を崩さず寒さを抑える防寒レイヤーの基本
  • 階段や砂利道、人混みでも動きやすく着崩れしない工夫
  • 手持ちの服や小物を活かして、最小限の出費で寒さ対策を完成させるコツ

見た目を保ちながらもしっかりと寒さを防ぎ、初詣を快適に過ごすための知識を、初心者の方でもわかりやすく解説します。

さらに、写真映えにもつながる和装の美しさを損なわない工夫や、見落としがちな“足元の冷え”への対策にも触れています。

はじめに和装での初詣に必須となる防寒の基本について、わかりやすく紹介していきます。

まず押さえたい!初詣での和装防寒の基本

初詣は一年の始まりを祝う特別な行事。

美しい着物で迎えたいと考える方も多い一方で、冬の屋外は予想以上に冷え込みます。

特に人気の神社仏閣では長時間並ぶこともあり、足元からじわじわと体温が奪われてしまいます。

和装は洋装と違って重ね着に制限があるため、見た目と防寒をどう両立するかが大きな課題です。

とはいえ、適切なアイテムと組み合わせを知っていれば、暖かさを確保しつつ凛とした着姿を保つことは十分に可能です。

まずは寒さ対策の基本である「インナー」と「足元」から見直していきましょう。

インナーは見た目と暖かさ両立が鍵

和装用の肌襦袢や裾除けの下に着用するインナーは、防寒対策の要です。

ただし、厚手のものを重ねると着姿が不格好になったり、衿元から見えてしまう可能性があります。

そこでポイントになるのが、洋服用インナーの中でも薄手で発熱効果のあるアイテムの活用です。

たとえばユニクロの「ヒートテック極暖」シリーズなどは、保温性が高く、肌襦袢の下に着ても着膨れしにくいのでおすすめです。

選ぶ際は、衿ぐりの形にも注意が必要です。Vネックや深めのUネックで、襦袢からインナーが見えないものを選びましょう。

袖丈については「七分袖」や「肘までの長さ」がベスト。

加藤咲季さんも、肌着選びの動画でキャミソール型ではなく「半袖以上が安心」と話しています(※)。

脇が大きく開いた着物は、インナーの袖が短いと肌が露出してしまう可能性があるため注意が必要です。

見えない部分にこそ気を配ることで、暖かさも上品さも両立できるのです。

※参考動画:肌着の種類

足元対策で体感温度が変わる理由

意外と見落とされがちなのが足元の冷えです。

和装では足袋一枚で過ごすことが多く、底冷えする神社の石畳や砂利道では冷気が直に伝わってしまいます。

対策をしないと、数時間の外出で足先がしびれてしまうほどの寒さになることもあります。

まず検討したいのが「足袋インナー」や「足袋用ソックス」。

市販の和装用あったかインナー足袋は、見た目が足袋そのままで重ね履きに対応しています。

内側がフリース素材や起毛タイプのものを選ぶと、暖かさが段違いです。

さらに、足袋の下に「レギンス」や「スパッツ」を履くのも効果的です。

ただし、足首から先が足袋に収まるよう注意し、色は白かベージュを選ぶと目立ちません。

加えて、防寒草履や足袋カバーを活用するのもおすすめです。カバーは雨対策としても使えるため、突然の雪やぬかるみにも対応できます。

こうした足元対策は、冷えを防ぐだけでなく、長時間並ぶ時の疲労軽減にもつながります。

しっかり準備しておくことで、初詣を快適に過ごせるでしょう。

また、襦袢と着物の衿を密着させることも大切です。

もし重ね着の厚みで衿が浮いてしまう場合は、紐の位置を見直すか、伊達締めをやや下にずらして調整してみてください。

こうした衿元の工夫により、見た目の美しさを保ちつつ、しっかりと暖かさも確保できます。

帯まわりの暖かさをキープする秘訣

帯周りも冷えやすいポイントの一つです。

特に腰のあたりは外気にさらされやすいため、冷え対策を怠ると体全体が冷え切ってしまいます。

まずおすすめなのは、帯の下に「補正タオル」を入れておく方法です。

タオルは保温効果が高く、腰のくびれを埋めることで帯の安定にもつながります。

冷気を遮断しながら着崩れも防げる一石二鳥のアイテムです。

また、帯板や帯枕の選び方にも注目しましょう。

冬場は通気性よりも保温性を重視し、厚みのある帯板を使うと冷えが軽減されます。

加藤咲季さんは、帯の締め具合によって背中の紐が見えてしまうケースに触れ、「補正がないと帯が下がりやすくなる」と指摘しています(※)。

さらに、腹巻きやホッカイロを活用するのも効果的です。

貼るカイロを背中や腰に仕込む際は、火傷防止のため必ず肌着や補正タオルの上から貼るようにし、直接肌に触れないように注意しましょう。

帯まわりは見た目に影響しにくいため、うまく工夫することで効率的に暖かさをプラスできます。

※参考動画:背中の紐が見えてしまうときの対処法

歩きやすさ重視!寒さ対策の重ね方

防寒のために重ね着をしても、動きにくくなってしまっては意味がありません。

特に初詣では長時間の行列や砂利道、階段の昇降など、動きやすさも重要なポイントです。

動きを妨げずに防寒を実現するには、レイヤーの素材と配置がカギになります。

たとえば、厚手のものを内側に重ねすぎると着物のシルエットが崩れやすくなり、足さばきも悪くなります。

そのため、発熱インナーや伸縮性のある素材を中心に使い、体に沿うようなレイヤー構成を意識しましょう。

また、スカート型のペチコートや薄手のキルティング巻きスカートを、裾除けの下に忍ばせるのも効果的です。

膝下から足元までをカバーでき、冷え対策と動きやすさの両立が可能です。巻きスカートタイプならトイレの際の扱いも楽です。

加藤咲季さんの動画でも、「動きやすさを確保しながら着姿を保つ」ための考え方が随所に示されています。

着崩れを避けながら、自分の動きやすさを優先した着方を意識することが、寒い日の快適な和装につながります。

和装でも映えるアウター&持ち物リスト

冬の外出に欠かせないのがアウターと防寒小物。

とはいえ、和装に合わない洋風のコートやカジュアルなアイテムを合わせてしまうと、せっかくの着物姿の雰囲気が損なわれてしまいます。

特に初詣では記念写真を撮る機会も多く、見た目の印象を整えたいものです。

ここでは、和装の美しさを引き立てながら、しっかり防寒もできるアウターと便利な持ち物を紹介します。

和装コート・羽織の選び方とマナー

着物に合うアウターとして代表的なのが、道行コート・道中着・羽織の3種類です。

見た目やTPOに応じて選ぶことで、上品な印象と防寒性を両立できます。

道行コートは衿元が四角く開いた形状で、格式が高くフォーマルな場にも適しています。

一方、道中着はカジュアル寄りのデザインで、初詣などの街歩きにぴったり。

羽織は帯を見せる着こなしになるため、暖かさはやや劣るものの、色柄で遊びやすく個性を出しやすいのが魅力です。

防寒性を高めたい場合は、裏地付きやウール素材のアウターを選びましょう。

加藤咲季さんは、羽織やコートの脱ぎ方にも注意を促しており、「室内では静かに脱ぎ、袖を引きずらないようにたたむのがマナー」と説明しています(※)。

また、コートの丈にも注目しましょう。

腰丈よりも膝丈、あるいはふくらはぎまで隠れる長さを選ぶと、体全体を冷気から守ることができます。

着物との丈バランスを見ながら、品よく、かつしっかりと暖かい装いを目指しましょう。

※参考動画:羽織のスマートな脱ぎ方とたたみ方

首元・手元・腰を暖かくする小物選び

アウターだけでは防ぎきれない冷えには、小物を上手に取り入れるのがポイントです。

特に寒さを感じやすい首・手・腰の3点は、しっかりとカバーしておきましょう。

まず首元には、着物に合うストールやショールがおすすめです。

ウールやカシミヤなどの暖かい素材を選び、帯や着物の色柄と調和するものを選ぶと写真映えもばっちりです。

羽織の上からふわっと巻けば、首元の冷えを防ぎつつ華やかさも演出できます。

手元には手袋を用意しておきましょう。着物姿に合うシンプルなデザインのものを選び、写真撮影のときはさっと外せるようにしておくとスマートです。

腰まわりには貼るカイロが効果的です。冷えやすい腰に一枚貼るだけで体全体が温まりやすくなります。

ただし、肌に直接貼ると低温やけどのリスクがあるため、必ず肌着やタオル補正の上から貼るようにしましょう。

また、バッグの中に小さめのカイロをいくつか忍ばせておくと、手先や足元が冷えたときにも対応できます。

加藤咲季さんも動画で、外出時の持ち物として「カイロや腰に忍ばせるタオル」を紹介しており、実用性が高いです(※)。

細やかなアイテム選びと使い方ひとつで、寒さに負けない快適な和装が完成します。

※参考動画:着物でのお出かけに必要なものとは?

初詣で困らない!人混み・砂利道・階段対策

初詣の神社仏閣では、長い参道の行列、段差のある石階段、ぬかるんだ砂利道など、着物にとっては気をつけるべきポイントが多く存在します。

人混みの中を移動するだけでも、裾を踏まれたり、袖が引っかかったりとトラブルの原因になりかねません。

こうした環境でも安心して歩けるようにするには、足元の準備と動き方のコツが欠かせません。

ここでは、実用性と見た目の美しさを保ちながら、スムーズに参拝するための工夫を紹介します。

草履で歩くときの冷え対策

和装では基本的に草履や下駄を履きますが、冬場は足元の冷えがとても厳しく感じられます。

とくに底が薄い草履では、石畳や砂利道の冷気が直接足に伝わってしまいます。

その対策としてまず検討したいのが、草履に合わせて使える足袋インナーや防寒足袋です。

中がフリースやボア素材になっている足袋インナーを使うことで、保温性を確保しつつ着姿も崩れません。

市販の足袋用の五本指ソックスも、防寒対策として有効です。

また、草履カバーも冷え対策に効果的です。

透明のビニールタイプなら見た目を損なわず、雪や雨による濡れ防止にも役立ちます。

加藤咲季さんの動画では、「塗り下駄にカバーをつければ雨の日も安心して歩ける」と語られており、実用性の高い工夫が紹介されています(※)。

さらに、草履を選ぶ際には、クッション性があり鼻緒が太めのタイプを選ぶと足への負担が軽減され、長時間歩いても疲れにくくなります。

初詣では少し歩きやすさを重視した草履を選ぶのがポイントです。

※参考動画タイトル:着物の時の履物について語ります

階段・砂利道でも着崩れしない動き方

着崩れの原因は動作の積み重ねにあります。

特に階段を上り下りしたり、砂利道を歩く際には、裾が持ち上がったり、袖が引っかかってしまうことも。

事前に対策しておくことで、着崩れを防ぎ、美しい姿を保つことができます。

まず歩くときの基本は、小またで丁寧に歩くことです。

膝を少し内側に寄せ、かかとからつま先へと足を運ぶようにすると、裾さばきが自然と整います。

裾が広がりやすい場合は、腰紐の位置を気持ち低めにして着付けると、歩いたときに裾が暴れにくくなります。

階段では、裾を軽く持ち上げて上がるのが鉄則です。

上前の端を左手でそっとつまみ、下に引かずに持ち上げるようにすると、見た目を崩さず安全に昇降できます。

袖は片手で抱えるように持つと、袖口の汚れや引っかかりも防げます。

加藤咲季さんは、着物での立ち姿や歩き方についても細やかに解説しており、「内股気味に立ち、肩を開くと着姿が崩れにくく、首も長く見える」と説明しています(※)。

細かな動作に気を配ることで、着崩れを防ぐだけでなく、写真映えする美しい所作にもつながります。

※参考動画:着物での綺麗じゃない立ち方

まとめ

冬の初詣で和装を楽しむためには、見た目を美しく保ちながら、しっかりと寒さを防ぐ工夫が必要です。

特に屋外で長時間過ごす初詣では、インナーや足元からの冷え対策を意識し、着崩れしにくいレイヤーと動きやすい装いを整えることが重要です。

今回ご紹介した防寒対策は、すべて着物の美しさを損なわない工夫ばかりです。

衿元のインナー選びや帯まわりの補正、草履の選び方まで、どれも日常の工夫で取り入れられる実践的な内容となっています。

また、加藤咲季さんの動画では、日々の着付けに役立つ情報が数多く紹介されています。

本記事でも随所で参照したとおり、見えない部分にこそ丁寧な気配りをすることが、美しい着姿と快適な時間を両立させる鍵です。

今年の初詣は、あなたらしい和装で、美しく暖かく迎えてみてください。

寒さに備えて準備を整えれば、着物での外出がもっと楽しく、自信を持って過ごせる時間になるはずです。

加藤咲季
監修:加藤咲季
着付師・着付講師。
一般社団法人日本スレンダー着付け協会代表理事。
美容師から転身し、24歳で教室を開講。
のちにオンライン講座に切り替え、累計2000名以上を指導。
着姿の悩みをきっかけに「スレンダーに魅せる着付け術」を研究・体系化。現在はオンライン講座やアパレルブランド運営、SNSの発信を通じて着物の魅力を伝えている。
YouTube登録者は3.9万人、Instagramフォロワー1.8万人。

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